東京都の小石川後楽園の紅葉についてまとめてみました。
江戸時代初期に水戸徳川家の庭園として造られた小石川後楽園は都心にありながらも、四季折々に美しい景観が楽しめます。
特に紅葉シーズンは園内がモミジやイチョウで彩られ、見頃時期になると多くの方が訪れます。
そこで、2025年の紅葉状況、見頃時期をリサーチしました。
また、紅葉シーズンに行われるイベントや見どころ、園内の押さえておきたいおすすめスポットなども合わせてご紹介していきますので、お出かけの参考になれば幸いです。
小石川後楽園の紅葉2025
- 見頃時期
- 紅葉状況
- おすすめスポット
- イベントやライトアップ情報
- アクセス方法や混雑状況
小石川後楽園の紅葉|2025年の見頃はいつ?

小石川後楽園は、都心部にありながら園内にはモミジやイチョウ、ハゼノキなど多くの落葉樹が植えられ、秋になると庭園全体が鮮やかな赤や黄金色に包まれます。
せっかく出かけるなら見頃な時期にお出かけしたいですよね。
そこでこちらでは2025年の紅葉の見頃時期についてリサーチしてみました。
2025年の小石川後楽園の紅葉の見頃時期は12月初旬頃の予想です。
例年ですと11月下旬~12月上旬頃が見頃時期といわれていますが、今年は残暑が厳しかった影響で紅葉の見頃時期が遅めになるとの予想がでています。
ウエザーニュースではすでに今年の見頃予想がでていましたよ。
ちなみに、2024年も残暑が厳しい年でしたが、やはり紅葉の見頃は遅めとなっていました。
2024年の紅葉の見頃は12月1日~13日頃となっていました。
2024年の見頃な紅葉
小石川後楽園も紅葉🍁が見頃です。
— ますちゃん【1st】photomasujp(マスチャン) (@photomasu) December 1, 2024
来週くらいまで楽しめそうですね。
現場からは以上です。 pic.twitter.com/V3WkScWwgl
小石川後楽園の紅葉が見頃。 pic.twitter.com/B6CKtDdvgp
— つぶやきジロー (@amaebi910) December 8, 2024
真っ赤なもみじも綺麗ですが、緑からオレンジ、赤に変わるグラデーションの紅葉も見応えがありますよね。
参考までに2024年の紅葉状況をまとめてみました。
2024年の紅葉状況
- 2024年11月19日頃…色づきが始まる
- 2024年11月26日頃…色づきが進む
- 2024年12月1日頃…見頃となる
- 2024年12月10日頃…まだ見頃は続いているが一部散り始めもあり
- 2024年12月16日頃…落葉が進んでいるがまだ楽しめる場所もあり
- 2024年12月22日頃…紅葉はほぼ終わりの状態
2024年の状況を見ると、12月初めから中旬くらいまでの間に出かければちょうど見頃な紅葉を楽しめたようです。
2025年も気温が高めとの予想があり、昨年と同じような紅葉状況になりそうですね。
小石川後楽園の紅葉|見どころスポット4選をご紹介
こちらでは小石川後楽園で特に人気の高い4つの紅葉スポットをご紹介します。
大堰川周辺と通天橋
【小石川後楽園】
— tommy ☆ 夢雀 (@tommy777_tommy) December 9, 2023
東京都文京区
水戸徳川家ゆかりの回遊式庭園
国の特別史跡、特別名勝に指定されている、都心のオアシスともいえる庭園。イロハモミジやハゼ、ケヤキ、イチョウなどが紅葉し特に、京都府にある東福寺の「通天橋」を表現した付近は多くの木々が色付く絶景ポイントだ#紅葉狩り ラスト pic.twitter.com/vFe0IfQmuf
小石川後楽園の紅葉で特に人気が高いのが、園の中央部を流れる大堰川(おおいがわ)と、その上に架かる通天橋(つうてんきょう)周辺です。
約480本あるイロハモミジの多くがこのエリアに集中しており、見頃の時期には深紅のトンネルのようになります。
このエリアは、京都・嵐山の風景を模して造られたといわれ、穏やかに流れる水面と、川沿いを彩るモミジやカエデが一体となった風景が実に見事です。
大泉水と蓬莱島
紅葉は全体的には色づき始め、蓬莱島のモミジはだいぶ赤くなってきました。
— 小石川後楽園 (@KorakuenGarden) November 25, 2024
じっくりと深まってゆく紅葉を感じながら、散策をお楽しみください。
ヤツデの花、甘い蜜があるのか小さな虫が集まっているのをよく見かけます。白いサザンカも冬の風情ですね。#小石川後楽園#文京区#紅葉 pic.twitter.com/rd0R25Kn7Y
庭園の中心に広がる大きな池「大泉水」(だいせんすい)は、小石川後楽園の象徴的な風景です。
池のまわりを囲むモミジやイチョウが見頃を迎えると、水面に鮮やかな紅葉が映り込む幻想的な景色が広がります。
風のない朝は、池が鏡のようになり、赤や黄金色の木々がくっきりと映し出され、まるで絵画のようですよ。
大泉水の中央に浮かぶ小島「蓬莱島」(ほうらいじま)は、中国の伝説に登場する理想郷を表した島といわれています。
橋がないため渡ることはできませんが、静寂の中で色づく木々が映り込む景色をぜひお楽しみください。
円月橋
小石川後楽園の東門は閉鎖中でしたが、12月19日から東門から入園できるみたいです。( 出来ない日もあるので、調べてからお願いします。)
— そらよか(歩き旅応援舎) (@nigiyaka7) December 12, 2020
唐門も公開予定です。
隙間から写してみました。
円月橋も少しですが、水面に映っています。名前の通り丸い月🌕。#小石川後楽園#紅葉#入園料300円なんて pic.twitter.com/EvkLVdnHbw
小石川後楽園のシンボル的存在である「円月橋」(えんげつきょう)。
水面に映る様子が満月のように見えることから名づけられ、震災や戦災にも耐え、約400年前と同じ姿の貴重な建造物です。
紅葉シーズンになると、赤く染まった木々をバックにフォトジェニックな写真を収めることができるでしょう。
※老朽化のため、橋を渡ることはできませんのでご注意ください。
西湖の堤
「紅葉」
— Y.Hagiwara (@vino421) November 9, 2020
小石川後楽園🍁
この日は特別公開のガイドツアーで「西湖の堤」を渡らせていただきました☆.。.:*・゜
@文京区後楽#ちゃらぽこTwitter散歩会 pic.twitter.com/KmO42kVTmp
園内北側に位置する「西湖の堤」は、観光客が比較的少なく、静かに紅葉を堪能できる穴場スポットです。
中国の西湖を模して造られたといわれており、湖畔沿いのイチョウやモミジが色づきます。
ゆっくり紅葉を楽しみたい方にはおすすめです。
小石川後楽園の紅葉|2025年のイベント情報・ライトアップはある?

こちらでは小石川後楽園の2025年の紅葉シーズンのイベント情報やライトアップについてご紹介します。
まず、小石川後楽園では紅葉シーズンにライトアップはありません。
例年ですと10月中旬頃に夜間ライトアップイベントが開催されています。
ただし、このライトアップは紅葉が見頃を迎える時期よりも少し早めの開催となり、11月以降の本格的な紅葉シーズンにはライトアップは行われませんので注意が必要です。
紅葉の美しさを楽しむなら、日中の柔らかな光に包まれた時間帯がおすすめとなっています。
参考までに秋のライトアップについてまとめました。
秋の夜長の小石川後楽園2025
- 開催日時:2025年10月10日(金)~20日(月)18:00~21:00(最終入園20時)
- 夜間特別鑑賞券:オンライン前売り1000円(10月9日までの販売)・当日券1200円
- 内容:一つ松・蓬莱島・円月橋・築地塀「影絵」のライトアップ、唐門プロジェクションマッピング、伝統芸能公演
詳細は小石川後楽園ホームページでご確認ください。
では紅葉シーズンには何かイベントがないのでしょうか?
小石川後楽園では紅葉シーズンに「深山紅葉を楽しむ」と題したイベントが実施される予定です!
イベント期間中は臨時売店や伝統芸能の公演があります。
詳細をまとめてみました。
深山紅葉を楽しむ2025
- 開催日:2025年11月22日(土)~12月7日(日)
- 時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
- 内容:
伝統芸能公演
- 公演日:①11月23日(日・祝)宝生流能楽公演・②11月29日(土)江戸太神楽・③12月6日(土)江戸糸あやつり人形の公演
- 時間:各日11:30~・13:30~(各30分)
庭園ガイド
- 開催日:期間中の土・日・月・祝
- 時間:各日11:00~・14:00~(各60分)
- 参加費:無料
- 集合場所:シダレザクラ前広場
臨時売店(軽飲食の販売)
- 日時:期間中毎日 10:00~16:00
- 場所:松原
「深山紅葉を楽しむ」期間中は紅葉に彩られた庭園の自然美とともに、日本の伝統芸能・文化に触れられる催し物が行われます。
まさに”日本の秋”を感じられそうですね。
【予告】「深山紅葉を楽しむ」イベント期間中(11/16~12/8)、スタンプラリー「小梅ちゃんと楽しむ秋の小石川後楽園」を実施します。
— 小石川後楽園 (@KorakuenGarden) November 12, 2024
園内に設置してある5色のスタンプを重ね押しすると小石川後楽園で紅葉を楽しむ #小梅ちゃん が現れます✨https://t.co/cHcNDa1lb1#ホールマーク #小梅 #紅葉 #秋 https://t.co/4xIeLXm4gS pic.twitter.com/H2FLQ2ZV5a
2024年はスタンプラリーの実施もあったようですよ。
小石川後楽園の概要

こちらでは小石川後楽園について簡単にご紹介します。
江戸時代の水戸徳川家の江戸上屋敷内に造られた大名庭園であり、都内にある庭園では最古といわれています。
現在は東京ドームが隣接しているものの、静かな雰囲気で散策することができます。
全国でも9か所しかなく、都内では小石川後楽園と旧浜離宮恩賜庭園のみとなっています。
小石川後楽園
- 開園時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
- 休園日:12月29日~翌年1月1日
- 入園料:一般300円・65歳以上150円・小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料
- 問合せ先:小石川後楽園サービスセンター(03‐3811‐3015)
小石川後楽園では中国の文化や技術を取り入れた建造物が随所にあり、日本と中国の良さがほどよく調和されています。
見どころスポットをいくつかご紹介します。

- 円月橋…水面に映る様子が満月のように見えることから名づけられた円月橋。
震災や戦災にも耐え、約400年前と同じ姿の貴重な建造物です。
- 大泉水…琵琶湖に見立てて造られた小石川後楽園の中心となる池です。
中央には蓬莱島や弁天堂、徳大寺石があります。
- 唐門…東門から入ると内庭を過ぎて出迎える唐門。
以前は正式な門でしたが、戦争で焼失し、2020年に復元されました。
鮮やかな彫刻が施されています。
- 稲田…庭園の中に稲田があるのは大変珍しく、現在でも地元の小学生たちが田植えや稲刈りなどを体験しています。
また、小石川後楽園では四季折々の花々を楽しめるのも見どころの一つです。
春には梅、桜はもちろんのこと、藤や花菖蒲、秋には紅葉、冬には雪景色など、季節ごとに風情を感じることができます。
「小石川後楽園」の名の由来は?
小石川後楽園を完成させた徳川光圀は中国・明の儒学者である朱舜水の意見を取り入れ、庭づくりをしたといわれています。
中国の教えである「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」という言葉から光圀が命名したそうです。
なんだか難しい言葉のように思いますが、要約すると、優れた政治家は人々よりもまず先に国のことを心配し、人々が楽しんだ後で自身も楽しむべきであるということだそうです。
さすがは名君と称された光圀公ですね。
小石川後楽園の紅葉|混雑状況とおすすめの時間帯

こちらでは小石川後楽園の紅葉シーズンの混雑状況についてリサーチしました。
小石川後楽園は都心からアクセスしやすい立地ということもあり、紅葉の見頃シーズンには多くの方が訪れます。
特に混雑するのは11月下旬~12月上旬の土日祝日といわれています。
時間帯でいうと10:00~14:00頃が一番混雑するとのことで、やはり昼食前後の散策しやすい時間帯は混雑が避けられないようです。
そのため、少しでも混雑を避けるポイントをまとめてみました。
混雑を避けるポイント
- 土日祝日を避ける(平日に出かける)
- 開園時間(9時)に出かける
- 紅葉初期(11月中旬)や落葉期(12月中旬)に出かける
少し時期をずらすだけでも混雑具合はかわってきますよね。
また、開園したばかりの時間帯は訪れる方も少なく、自分だけのゆったりした時間を過ごせそうですよ。
小石川後楽園の紅葉|アクセス方法や駐車場
小石川後楽園:東京都文京区後楽1‐6‐6
電車でのアクセス
東門
- JR総武線「水道橋」駅西口より徒歩約5分
- 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅2番出口より徒歩6分
- 都営三田線「水道橋」駅A2出口より徒歩約8分
西門
- 都営大江戸線「飯田橋」駅C3出口より徒歩約3分
- JR総武線「飯田橋」駅東口から徒歩約8分
- 東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」駅A1・A3出口より徒歩約8分
- 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅1・2番出口より徒歩約8分
駐車場
小石川後楽園には駐車場はありません。
西門・東門の内側に駐輪場はあります。
最寄駅からのアクセスも良好ですので、なるべくなら公共交通機関の利用をおすすめします。
しかしながら車でしかアクセスできない方もいらっしゃると思います。
その際は周辺のコインパーキングを利用するしかありませんので、いくつかご紹介します。
文京シビックセンター駐車場
- 所在地:東京都文京区春日1‐16‐21
- 収容台数:130台
- 営業時間:8:15~22:00 ※12月29日~1月3日は休場日
- 料金:30分/250円
NPC24H飯田橋3丁目パーキング
- 所在地:東京都千代田区飯田橋3‐9
- 収容台数:30台
- 営業時間:24時間
- 料金:15分/300円
- 最大料金:12時間/3300円
東京ドーム駐車場
- 所在地:東京都文京区後楽1-3-17東京ドーム
- 収容台数:350台
- 営業時間:24時間
- 料金:平日30分/400円・土日祝30分/500円 ※特定日あり
周辺には収容台数が少ない駐車場も多くあります。
小石川後楽園の紅葉|2025年のまとめ
小石川後楽園の紅葉についてまとめました。
小石川後楽園の紅葉2025
- 見頃時期:例年11月下旬~12月上旬頃だが、2025年は12月初旬頃か。
- 紅葉状況:2025年10月15日現在、まだ紅葉しておらず
- おすすめスポット:通天橋、蓬莱島、円月橋、西湖の堤
- ライトアップ情報:紅葉シーズンはなし
- イベント:「深山紅葉を楽しむ」と題して、臨時売店や伝統芸能の公演など
- アクセス方法:最寄り駅は「水道橋」「飯田橋」「後楽園」駅
- 混雑状況:土日祝日は混雑
水面に映る紅葉や、通天橋からの眺めなど秋の美しい風景を楽しめる小石川後楽園。
2025年は残暑・暖冬の影響もあり、例年より少し遅めの見頃となりそうです。
紅葉シーズンにライトアップはありませんが、日中の穏やかな光に包まれた景色も実に見事ですよ。
都心のオアシスでゆったりと秋の情景をお楽しみください。
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