千葉県南房総市にある千葉県酪農のさとについてまとめてみました。
こちらでは4月中旬から5月上旬にかけてこいのぼりが大空を泳いでいるとのことで見に行ってきました。
新緑の清々しい空気の中で舞うこいのぼりはとっても気持ちよさそうでしたよ。
そこで、千葉県酪農のさととはどんな施設なのかリサーチしてみました。
さらに周辺の観光スポットであるみんなみの里と大山千枚田へも足を伸ばしてみましたので合わせてご紹介したいと思います。
南房総へのお出かけの参考になれば幸いです。
千葉県酪農のさとへ行ってきました
2023年4月23日に千葉県酪農のさとへ行ってきました。
桜のシーズンも早々に終わってしまいましたが、新緑のシーズンにはこいのぼりを楽しむことができます。
40匹のこいのぼり
千葉県酪農のさとでは4月中旬くらいから毎年こいのぼりが飾られています。
こちらのこいのぼりは地域住民の方から寄贈されたもので、その数40匹!
大小さまざまなこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいました♪
道路沿いからも見ることはできますが、やはり中に入ってみると風に揺られたこいのぼりがとても元気に見え、見ている自分も気分が清々しい気持ちになれました。
放牧されたヤギを見ながら園内の上まで上がって見下ろす風景は…実に見事で自然の恵みをたっぷり感じることができます。
そして園内には約50本の桜の木もあり、桜シーズンにも訪れてみたいと思いました。
【千葉県酪農のさと】こいのぼり
- 期間:4月中旬~5月上旬
- 数:40匹
千葉県酪農のさととは?
酪農というとすぐに思い浮かぶのはどこの都道府県でしょうか。
私は酪農というとすぐに思い浮かんだのは北海道でした。
千葉県酪農のさとは日本酪農発祥の地として、安房地方の酪農の歴史や、資料などを保存、展示しており、酪農について認識を深めてもらうための施設です。
酪農発祥の地といういわれはこちら
- 江戸時代の8代将軍徳川吉宗がインド産の白牛を3頭輸入、嶺岡牧(※)で飼育
- 白牛の数の増加に伴い、「白牛酪」という乳製品(バターに似ている)を製造
- 白牛酪は将軍家の献上品であったが、だんだん庶民にも販売するようになった⇒酪農の始まり
※嶺岡牧…千葉県南部にある嶺岡山地の屋根と斜面に設けられた馬牧のことをいいます。
それでは千葉県酪農のさとの施設をご紹介していきますね。
ウエルカム広場
紫と白の藤棚が見頃を迎えていましたよ。
目の前にある芝生の小山は牛の胃の形をしているとか!
酪農広場
ヤギがゆったりと過ごしています!
ごろんと寝ているヤギや、草をずっと食べているヤギがいたり…
見ているとなんだか、ほっこりした気分に。
千葉県酪農資料館
千葉県酪農資料館では世界だけでなく安房地方の酪農の歴史や乳牛についてなどの資料がまとめられています。
小さいお子さんでもわかりやすい牛の体のつくりなどの図解解説があったり、獣医による牛のカルテ、牛の体内に入った金属片などが展示されていました。
牛乳の販売の歴史も解説してありましたよ。
牛乳は江戸時代の終わりごろに千葉県出身の前田留吉が初めて販売したそうです。
そして「酪農王国」である北海道には千葉の牛が関係しているという事実も発見!
大正時代末期には「牛のお嫁入り」と報道され、多くの雌牛が千葉から北海道へと送られていたのです。
酪農にまつわる様々なことがわかりやすく説明・展示されていましたよ。
第1白牛舎
駐車場の奥に牛舎があるとのことで行ってみたところ、つやつやした綺麗な白牛が3頭いました。
「牛」というと白と黒の模様の牛を想像していたので、少し驚きました。
渓流
千葉県酪農のさとのすぐ下には渓流が流れています。
下まで降りることができ、水遊びを楽しむこともできます。
新緑の気持ちいい空気の中、マイナスイオンも感じることができ、リフレッシュ間違いなし!
みねおかいきいき館
第1白牛舎を過ぎるとみねおかいきいき館があります。
こちらでは酪農体験や農業体験、創作体験ができます。
現在は団体向けのみの実施となっているようです。(予約制)
そして店内にはちょっとしたお食事処もありますよ。
人気メニューはじねんじょ丼(1000円)!
そして濃厚なソフトクリームの販売も!(350円)
自然の中で食すソフトクリームは絶品です♪
千葉県酪農のさと
- 開園時間:9:30~16:30(最終入園:16:00)
- 休園日:毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)・12/29~1/3の年末年始
- 入園料:無料
千葉県酪農のさとへのアクセス方法
所在地:千葉県南房総市大井686
電話番号:0470-46-8181
車でのアクセス
- 東京方面より:館山道「君津」ICより約50分または「鋸南富山」ICより約35分
- 館山方面より:国道128号線から国道410号線
- 鴨川方面より:長狭街道から国道410号線
電車でのアクセス
- JR外房線「安房鴨川」駅より金束または平塚行きバス「長狭学園正門前もしくはみんなみの里」下車後、徒歩約1時間
千葉県酪農のさと周辺の観光スポット
こちらでは千葉県酪農のさとの周辺観光スポットをご紹介します。
みんなみの里
鴨川市の総合交流ターミナルである「みんなみの里」は地元の農産物や干物類などの販売をしています。
店内の奥にはレストランがあり、地元の旬な新鮮野菜やご当地の長狭米を使った食事を提供しています。
この時期ですと周辺で育てたイチゴを使ったパフェもありますよ。
また田植えや稲刈り、フルーツ狩りなどの体験イベントもお楽しみいただけます。
みんなみの里
- 所在地:千葉県鴨川市宮山1696
- 電話番号:04-7099-8055
- 営業時間:9:00~18:00(2月から10月)
- 駐車場:普通車約50台
- 地図:
大山千枚田
日本の棚田百選にも選ばれている大山千枚田をご紹介します。
- 標高:90~150m
- 面積:3.2ha(東西約600m、南北150mの範囲に広がる水田)
- 段数:30段
- 枚数:375枚
千葉県指定名勝に指定されており、日本で唯一の天水田です。
天水田とは?(てんすいでん)
雨水のみで耕作を行うことです。
そして、東京から一番近い棚田として知られており、現在は「棚田オーナー制度」を導入。
興味がある方はNPO法人大山千枚田の公式ホームページでご確認ください。
棚田の景観の素晴らしさは何といっても四季折々違った風景を楽しむことができることではないでしょうか。
私が訪れた時はちょうど田植えシーズンがスタートしたころでしたので、階段状に連なった棚田には水が張られていました。
稲が成長し始めたころには、あたり一面が緑に染まり、実りの秋では稲穂が金色に染まる…
何度行っても見飽きない、そして時間によっても異なった景色を楽しむことができます。
そして例年10月末頃から1月初めころまでは棚田がライトアップされますよ。
のどかな田園風景をたっぷりお楽しみいただけると思いますので、鴨川方面へお出かけの際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
大山千枚田
- 所在地:千葉県鴨川市平塚540
- 問合せ先:04-7099-9050(NPO法人大山千枚田保存会)
- 駐車場:無料駐車場あり
- 地図:
千葉県酪農のさとのこいのぼりのまとめ
千葉県酪農のさととその周辺観光スポットについてまとめました。
千葉県酪農のさとでは4月中旬から5月上旬にかけ、元気いっぱいなこいのぼり40匹が大空を舞い、新緑の清々しい気分を味わうことができますよ。
園内ではヤギと触れ合うことができたり、さらには酪農発祥の地として酪農の歴史・発展についても学ぶことができます。
また、車を数分走らせると地元の産物が購入できる「みんなみの里」や、四季折々の景観を楽しむことができる「大山千枚田」があります。
いずれも房総の自然をたっぷり感じることができる観光スポットとなっております。
ゴールデンウイークのお出かけに元気なこいのぼりを見に足を運ぶのはいかがでしょうか。